国民学校以来、半世紀以上にわたって続けられてきた義務教育制度が、今や完全に破綻していることだけは、動かすことのできない事実である。そのことは学校給食一つを見てもわかる。かつて日本の子どもたちは、食事の前には「いただきます」と言うように学校でも家庭でも躾られた。私自身、小学校に通っていたときは、昼食の前に「天地の恵みに感謝します。お父さん、ありがとう。お母さん、ありがとう」と一言っていた記憶がある。
ところが今の公教育では、食事の際に「いただきます」を言わせないところが少なくないという。「いただきます」と感謝の祈りを捧げることは、子どもの思想信条に干渉し、また宗教の自由に反するからタブーになっているのだという。なんともばかげた話である