人類もいま、地球に対し、また他の動植物に対して、あまりにも自由に振る舞
ったために、自然環境という大きな存在からしっぺ返しを受けつつある、あるい
はもっと大きな罰を与えられようとしているのではないでしょうか。環境問題も
含めて、「目覚めよ、人間」と呼びかけられているような気がします。
先ほども述べましたように、考える力、心というものをもっている人間は、地
球上でもっとも価値ある存在といっても過言ではありません。人間が万物の項点
に立っていることは紛れもない事実です。人間の考え方、行動は万物に大きな影
響を及ぼし、もし誤った考え方、付動をとれば、母なる地球にまで大きなダメー
ジを与えます。
人間に求められるものは、もっとも価値ある存在としての誇りと、それに伴う
責任なのです。
ところが現実には、人間はその責任を果たさず、他の存在を踏みにじっていま
す。他の動物を殺し、白然環境を破壊する。どうしてそんなことを平気でするの
でしょうか。
私は、「人間が他の生命、他の動物と同じ存在」とする考え方が、結局は人間
の価値を低からしめることになっているように感じます。もっとも価値ある存在
だということをもっと強調して、その誇りに伴う責任を自覚するよう、私たちは
白分白身に対する見方を変えていかなければいけません。
このようなことに目覚めた多くの人たちが、警鐘を鳴らしはじめています。少
しでも多くの人間が、「せっかくこの世に生まれたのだから、世のため人のため
に尽くそう」と積極的に社会に貢献する思いを抱いてほしいと願っています。
人間は「地球全体のことを思うこと」ができる唯一の生きものです。他の動
物、植物にはそれはできません。だからこそ、人間が価値ある存在として、世の
ため人のために一生懸命努力するという使命を果たすことが大切なのです。